Instagramにおけるマルチアームドバンディッド - 赤髪レポート

Instagramにおける
マルチアームド
バンディッド

作成日時:2026年1月15日

⚠️ 閲覧注意:アルゴリズムの裏側を覗きます
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なぜ、急にリーチが跳ねたり死んだりするのか?

「昨日の投稿は伸びたのに、今日の自信作はサッパリ…」

Instagramを運用していると、誰もがぶつかるこの現象。実はこれ、Instagramの意地悪ではありません。背後で動いているのは、「マルチアームドバンディッド(Multi-Armed Bandit)」という、非常に合理的で少しギャンブラーなアルゴリズムです。

名前はいかついですが、仕組みはシンプル。今回は、マーケターや経営者の皆さんが「なるほど、だからこう動くのか」と腑に落ちるよう、この仕組みを解剖していきます。

🎰 アルゴリズムの脳内イメージ

🍒
既存フォロワー
7️⃣
発見タブ
🔔
新規層

アルゴリズムは、どの「アーム(レバー)」を引けば
「ユーザーの滞在時間」というコインが一番出るか、常に試行錯誤しています。

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「探索」と「活用」のジレンマ

このアルゴリズムの最大の特徴は、「探索(Exploration)」「活用(Exploitation)」のバランスを取り続ける点にあります。

  • 活用(Exploitation): 過去に反応が良かった投稿を、確実に反応してくれる層に届ける。「鉄板ネタ」で確実に稼ぐフェーズ。
  • 探索(Exploration): 反応が良いかわからない新しい投稿を、少数の新しい層にテストで投げる。「新規開拓」のフェーズ。

A/Bテストと違い、このアルゴリズムは「テスト中」も機会損失を最小限にしようとします。以下のグラフを見てください。従来の手法と比べて、いかに「無駄なく」最適解を見つけるかがわかります。

💡 チャートの解説

青い線(マルチアームドバンディッド)は、初動から急激に成果(エンゲージメント総量)を伸ばしています。

一方、赤い点線(従来のA/Bテスト)は、テスト期間中に「悪いパターン」も均等に出し続けるため、全体の成果が伸び悩みます。

トリビア:

Instagramは、あなたの投稿が「スベる」と判断したら、即座に露出を止めてダメージコントロールをします。これが「急にリーチが止まる」正体です。

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投稿がバズるまでの「選抜試験」

あなたの投稿は、アップロードされた瞬間に過酷な「選抜試験」にエントリーされます。アルゴリズムは冷徹ですが、公平です。

いきなり100万人に届くことはありません。段階的なテストをクリアした猛者だけが、発見タブのトップに君臨できるのです。

Lv.1

初期露出(探索フェーズ)

親しいフォロワーの10~20%に表示。
ここで「初速」が見られます。

🙅
反応が悪い

露出ストップ。
タイムラインの下の方へ。

🙆
反応が良い!

活用フェーズへ移行。
類似ユーザーへ拡散開始。

Lv.99

発見タブ・リール枠へ(バズ)

フォロワー外へ大規模露出。
エンゲージメントが続く限り露出継続。

4

アルゴリズムが「ご馳走」とする数値

では、アルゴリズムは何をもって「反応が良い」と判断しているのでしょうか?

昔は「いいね数」がすべてでしたが、今は違います。アルゴリズムが重視するシグナルの重み付けを可視化しました。特に「保存」と「滞在時間」の重みが近年増しています。

💾

保存数(Save)

「後で見返したい」=質の高い情報の証明。非常に重みが大きい。

⏱️

滞在時間(Time spent)

リールの完全視聴や、カルーセルの読み込み。アプリに長く留まらせる投稿は優遇されます。

✈️

シェア数(Share)

外部からの流入を作るため、DMやストーリーでのシェアも高く評価されます。

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明日から使える「ハック」戦略

マルチアームドバンディッドの特性を理解した上で、我々はどう動くべきか。

アルゴリズムが「探索(テスト)」しやすい状態を作ってあげることが、インプレッション増加の鍵です。効果の高いアクションをランキング形式でまとめました。

赤髪のワンポイントアドバイス

アルゴリズムは敵ではありません。彼らの目的は「ユーザーを楽しませ、長くアプリに留まらせること」です。
小手先のテクニックも大事ですが、結局は「誰かの役に立つ」「感情を動かす」コンテンツが、アルゴリズムという名の審判に愛される最短ルートです。一喜一憂せず、淡々と「打席」に立ち続けましょう。

お読みいただきありがとうございました!

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